先日テレビで慢性腰痛のことを取り上げられていました。
腰痛の原因の新事実という内容でしたが、美味しいものを食べるとか映画をみるとか好きなことをすることで、脳の痛みを抑える側坐核を活性化し、腰痛を完治したといった内容でした。
痛みの抑制に関係している脳の側坐核やオピオイドがストレスで働かなくなることで痛みが続くと。
脳の側坐核が低下している慢性腰痛の原因にもなるし、好きなことやリラックスするようなことをやっていると側坐核の働きが回復し腰痛も良くなるということでした。
たしかに痛みの誤魔化すとしたら、気分転換や好きなことも楽にはなるかもしれません。
しかし私達が毎日接する腰痛の患者さんをみているとむしろ逆の傾向が強いと私は思いました。
なぜなら慢性痛の腰痛の原因は、ほとんどが全身の関節の動きの不具合から起きているからです。
そしてこれらの関節の不具合は、我々のような整体やカイロプラクティックで関節の摩擦を解消してはじめて回復していきます。
番組内でやっていた好きなことをやったり、抗うつ剤を飲んで側坐核を働かせても痛みは一時は楽にはなりますが、次に痛みが出るときは更に悪化してしまう方が多いのが現状。
機械で考えると調子悪くなったり、戻ったりをして最後に故障する訳ですが、人間の体もこじれる前に修理した方がいいのは明らかですよね?
関節の動きの不具合は、好きなことをやっていても自然回復はしません。
自分で動かせない関節も多いので、まずは施術で痛みを回復させ、自分でも動かせるようにするのです。
残念ながら関節の動きを一つ一つチェックし、動きをつけるようなテクニックは、一般的な治療院や医療の現場でもほとんど受けることができません。
番組の内容ではギックリ腰の予防法やヘルニアで手術が必要な症状として①痺れ・マヒが酷くなっている②転びやすくなった③排尿障害といった役に立つ情報も取り上げられていました。
関節ニュートラル整体は、極めて希少なクオリティーで関節の動きを回復できるテクニックだと改めて感じました。
当院の腰痛肩こりケア体操は、覚えれば1日10分程度で、どんどん腰痛肩こりもよくなります。