昨日は、新宿でフィジカルトレーニングの講習に参加しました。
刺激に対して反応し、いかに速く動けるか?
止まっているところから、思ったところに正確かつ迅速に動くには、バランス能力・判断・重心移動など様々なテクニックとトレーニングがあります。
クィックネスという1歩から3歩を速く動く要素は、アスリートにとっては必要不可欠な要素ですが、アメフトやサッカー格闘技など敏捷性を高めていく競技には筋トレより前にやった方がいいトレーニング。
先に動きを入れたトレーニングをすることで、選手に対しても「下肢の筋力が足りない」「股関節の外旋が硬い」など評価や指導をしていくのです。
講師の先生はプロ野球選手のパーソナルトレーナーなどプロアスリートの指導にも定評がある先生なので、スポーツの競技特性に応じてオリジナルなトレーニングも披露してくれます。
イメージ的には、止まっているところから、指を差された方向に走る。
今度は、指が差された方向と逆の方向に走る。
次は、更に妨害要因を増やして、指示者がチョキを出したら、動いててはいけないなど判断を複雑にしながら、競技の中でトップスピードを高めていく。
私自身も、トレーニングしながらレクチャーを受けると、自分のウィークポイントがよく分かりました。
速く動けと言われて動けるものではないですね…
実際に速く動けている時は、ポーンと楽に出れる感じなのですが、速く動こうとすると力感はあるものの、グワーンと立ち上がりが遅い気がします。
楽に動くには、上半身は力が抜けつつ、素早い腕の振りで重心移動をリードしていく感じです。
あとは、地面を速く踏むことで、弾かれる反作用で動くと。
たまには、団体指導を受けるのも、周りの人と自分の動きを比較できるので刺激になりますね。
先生が言われていたのは、プロの選手は、トレーナーにも身体の不調を言わないことがあると。
レギュラーから外されると収入に直で影響するところから、急性痛や慢性痛でも、黙っている選手も多いとか。
選手の体調不良に早く対応するには、常に選手の動きをウォーミングアップ・ランニング動作から観察することが大事だと話されていました。
立ち上がりを速く動くクィックネストレーニングしながら、スポーツ障害の要因も考察することができました。