先日は、プライオメトリックトレーニングの練習をしてきました。
プライオメトリックトレーニングというのは、筋肉や腱が、伸張した後に短縮するタイミングや腱の弾性を利用することで爆発的パワーを高めるトレーニングです。
スポーツ選手にとっては、パワーを高める最も効果があるトレーニングになります。
プライオメトリックトレーニングのコツは、ジャンプ動作で地面との接地時間を短くすること。
接地時間が長いと、元々人間のカラダに備わっているバネの要素を利用できず、パワーのある動きにつながりません。
反動を利用したストレッチ・ショートニング・サイクルという筋を伸張した後に急激に縮むタイミングに合わせて力を発揮させるのです。
昨日ご指導頂いた清水先生は、プロ野球の選手なども指導していることから、オリジナルなトレーニングを紹介して頂きました。
先生は、股関節の伸展（下に蹴る動き）を意識した動きを強調されていました。
タックジャンプと言う両足を引きつけるトレーニングも上げるよりも下げる意識をすることで、地面からの反力や筋肉の伸張を利用した爆発的な動きを行うことができます。
通常は、下半身中心のトレーニングですが、上半身や腹筋のプライオメトリックトレーニングは斬新でした。
アスリート向けのトレーニングではありますが、私は怪我の予防の為にも、選手に指導することがあります。
効果があるトレーニングの反面、理論を理解せず、故障の原因になっているケースも多いプライオ。
今月は神奈川大学で、空手部・ボクシング部・少林寺拳法部に合同でトレーニング指導する機会があるので、学生にもこのトレーニングを教えてこようと思います。
１１月２３日は、登戸でもストレッチやトレーニングを指導するセミナーを開催します。
