当院では、最後にPNFストレッチで対角線、螺旋系のように本来の動作の協調性を獲得することを目的にリハビリを行います。
PNF とは、(proprioceptive neuromuscular facilitaition；固有受容性神経筋促通法）の略で、アメリカから生まれたリハビリテーションで用いられる促通 手技です。
マシーントレーニングような直線的・しかも単関節の運動とは異なり、人間本来の動きは連動して動いています。
その際に理解しておく必要があるのが神経系の働き。
神経系とは、脳からの電気系統の配線にあたりますが、その神経伝達の調整が上手く機能していることが、自分をカラダをコントロールしていることにつながります。
車で考えると心臓循環器系がエンジンですが、電気系統が神経に相当して、それによって関節も筋肉と上手に使われていきます。
私が最後に行うPNFストレッチは、柔軟性の獲得だけでなく、脳の中に正しい動作を定着させる運動療法と言えます。
運動神経の回路が配線によって、多種多様な神経回路を作り上げることで、腰痛や膝痛・股関節の方も、身体の一部に負担をかけなくなっていきます。
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