運動療法が求められる時代

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慢性痛の根本改善には運動療法が必要です。
私が言っている運動療法とは、単に何の運動でいい訳ではありません。
自分の意識で動かせる自動運動である随意運動意識的に動かせない不随運動である他動運動の両方改善できないと慢性痛は、根本改善できないことが多いのが事実です。
当院では、関節ニュートラル整体と腰痛肩こりケア体操の両方行っている患者さんが、最短で良くなっていきます。
それは、関節被膜の引っ掛かりをとった後に、PNF整体のリハビリを行っているからです。
引っ掛かって動かしていては、油が切れた機械を動かし続けるようなもの。
例えば胸椎の弾力がなくなると、腰椎や頸椎の下部が動き過ぎて腰痛や肩こりになるのですが、胸椎の弾力は自動運動が主な単なる体操では回復が難しいはず。
またハムストリングス(腿裏の筋肉や腱)が拘縮して、腰椎を動かし過ぎてしまっているとする、自動運動である自分で行うストレッチやPNFなどを行わないと改善しません。
イメージとしては不随運動は関節ニュートラル整体で施術を受けて頂き、自動運動は日々の腰痛肩こりケア体操の励行であります。
昨日の関節ニュートラル整体のセミナーでも感じましたが、慢性痛の原因は関節を覆う膜の不具合から起こっており、痛いところじゃないところが原因になっていることが多いからです。
痛いから休む→少し良くなる→また動くと痛くなる
このようなことを繰り返しているといつの間にか関節炎が酷くなり、日常生活に不自由を感じるような重症化が起きていることを感じています。
これから更に高齢化社会になっていくにつれ、安全で根本的に改善できる運動療法が高齢者にも求められます。illust666_thumb.gif
不随運動の脊椎の調整を高齢者に対して行っている施設がほとんどないことから、関節ニュートラル整体を受けに3時間もかけてご来院頂いている治療院もあると聞きます。
最近は生活習慣病につながる動脈硬化も多いです。
その動脈硬化が隠れるいるデリケートな首の調整にも、細心の注意を払いながら、骨を一つ一つ微小に動かせる関節ニュートラル整体の技術は、高齢者人口の増加の勢いで更に求められると思います。

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