腰痛や肩こりなど慢性痛の原因は、関節の可動性減少と可動性亢進の2タイプによって多く引き起こされます。
可動性減少というのは、硬くて動きが悪い状態ですが、可動性亢進(ハイパーモビリティ)は動き過ぎて痛くなっている状態で、より厄介です。
硬くて引っ掛かっているところと、グラグラになっているような動き過ぎてしまっているところが、混在している状態。
頸椎や腰椎の下部は、この可動性亢進が起こりやすく、硬い方があまりいません。
私達が触診してみても、揺らしてみると波が打つような不安定な感じすらあります。
しかし胸腰椎の移行部や胸椎は、硬い方がほとんど。
肋骨に囲まれてガッチリしています。
その為、腰は、あまり動かされ過ぎると感じが良くない方が多いですね。
関節ニュートラル整体と、腰痛肩こりケア体操は、この可動性減少と可動性亢進に対応できます。
それは脊椎の調整を例にとると関節の1ミリ以下の微少運動を、かならず上位もしくは下位を固定し、動かしているので、動かし過ぎることがないからです。
私が、定期的に講習会に参加していますが、この脊椎の調整に多くの時間を使って、先生同士確認し合っています。
効果が高い反面、動かし過ぎると一時的にですが、不安定な感じがするので力加減が微妙なのです。
動き過ぎているところでも、ブレーキをかけながらチョットだけ動かすと凄くいいことも多いのですが、骨を掴む技術が確立している関節ニュートラル整体の特権です。
患者さんとしても、少ない回数で痛みや辛さを解消したい(人によっては一回で)ということはあると思いますが、それだけ時間がかかっておきている状態なので、適切な調整でも施術の頻度が必要なのはやも得ません。
関節ニュートラル整体で可動性減少と可動性亢進のどちらにも最適な施術ができますが、いかに効果を長持ちさせるかは生活習慣改善と当院の腰痛肩こりケア体操が鍵になります。
腰痛・肩こり・膝痛には、緩めるだけでなく締めることもできる関節ニュートラル整体と腰痛肩こりケア体操でご対応致します。