プロボクシング現世界チャンピオン清水智信選手は今年８月に念願かなって世界を獲りました。
３年前に全盛期で国民な英雄だった内藤大助選手と世界タイトルマッチで１０Rまで、リードしながら一発のパンチで涙を飲み、その後は日本タイトルをずっと防衛してやっと掴んだ世界チャンピオンのベルト。
先月祝勝会があり、清水智信選手や清水選手の奥さんが元気な姿をみて、デビュー当時から応援してきたサポーターの皆さんもとても喜んでいました。
「３年前の世界タイトルマッチで内藤大助さんに負けて、天狗にならなくて良かった。」と浮ついているところも全くなく、３月に防衛することを話してくれていました。
ところがその清水智信選手が大変なことになっているのです。
実は、１ヵ月前の無理なオファーしかも一階級上のタイトルマッチというありえない試合。
清水智信選手は、引退を覚悟し遺書まで残し、文字通り玉砕覚悟で試合に臨んだ試合。
ボクシングの世界では１階級違うとパンチ力全く違いますし、眼窩底骨折の瞬間も清水智信選手は分かったようで、５，６Rは一度は劣勢に立たされましたが、打ち合いに応じて奇跡的に勝ったのです。
それなのに右眼窩底骨折で３月まで試合ができない理由で、WBAより休養扱いとされ、正規王者のタイトルマッチを亀田祭りで行ってしまわれるようです。
今まで日本ではこのような怪我での休養扱いはないそうですが…
コアなファンは、分かっているはずですが、一般のテレビでしか観ない日本人のほとんど方は、知らないと思います。
ボクシングは紳士のスポーツと言われるなら、リングの内外かかわらず、筋書きのない試合がみたいはず。
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